【第4話】 《 マッ、マイクが・・・!?》
スクールコンサートの時、『ピンクパンサー』という曲を演奏しています。その中で8小節だけですが、ハーマンミュートを付けてセンターマイクでアドリブソロを吹いております。
ある学校公演で事件は起きました。
いつも通りハーマンミュートを付け、チューニング管をミュート用に1.5cm程抜き(ピッチの調整)、センターのマイクの前へ行ったまではよかったのですが・・・。
マイクの位置がちょっと高かったので自分が吹きやすい高さに調節しようと右手で角度を変えた瞬間、カチャ……。
おわっ!
何とスタンドからマイクが外れてしまいました。
スタンドのマイクホルダーとマイクの太さが違うのをムリヤリ使っていたようで、なかなかマイクがはまりません。
そのうちソロ部分に突入してしまいました。片手でははまらないと判断した俺は、トランペットを股にはさんで、今度は両手でスタンドへの差し込み作業をしましたが、焦っているせいもあってなかなかうまくはまりません。
たった8小節のソロなのにすでに4小節、5小節、6小節…。後ろで伴奏しているみんなの音は、笑いを堪えながら吹いている為か震えています。ヤ・ヤバいっ…!何か吹かなきゃ。俺は何しに前にでてきたんだぁ〜〜。
最終手段、7小節目でマイクを床に置き、ミュートを外してオープンにして最後の8小節目に意地で「プー!」と吹きましたが、ミュート用にチューニング管を抜いていたので音程は低いわ、ハプニングで気持ちは動揺してるわ‥。たった2音のソロでした。
あ〜っ やってしまった!
曲が終わり、リーダーよりメンバー紹介で、『先程、ピンクパンサーで素晴らしいソロを吹きましたマッキーです!』と、心温まるコメントをいただきました。