ジョイフルこぼれ話

【第6話】《おっ,おしり〜っ!》
あるコンサートのオープニングで客席より演奏しながらステージに登るという演出がありました。階段を使ってステージに上がるメンバーを後目に、いつもより高めのステージを物ともせず、私は元気一杯!階段を使わず一気にジャンプしてステージに飛び乗りその曲を演奏し終わりました。 そんなパフォーマンスを交えたジャズコンサートも終盤に差し掛かった頃、メンバーが演奏しながら会場を練り歩く場面での事です。 私はドラムセットを演奏していますので、普段は『練り歩き』には加わらず、独りステージ上で演奏しているのですが、その日は演出上の都合かリーダーの気まぐれか、私もスネアドラムを担いで会場に降りる事になりました。 始めのうちはメンバー同士少し離れた位置で演奏しているのですが、思ったより私の周辺の反応が良いのです。『俺って、ちょっとウケてる?』 そして徐々にメンバーが集まり、列になってパレードが始まった時、私のすぐ後ろで演奏しているチューバが変な音を吹いたり妙な音の揺れ方をさせたりしているので『珍しく調子悪いのかな?』なんて思ってました。 そして、演奏が終わって控え室に戻る途中、リーダーが『客席パレードの時どうしたの?』とチューバに訊くと『だって、お尻!』と笑いながら私を指します。慌ててズボンのお尻に手をやると、見事に20センチにも渡ってパックリと裂けています。あ・あの時!『ごめ〜ん!俺のせいだったんだ〜』 ウケてたのもドラムぢゃなくてコレかぁ〜!ドラムと違って管楽器は笑ったら吹けません。ベンちゃんごめんね。(by 荒張正之)


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